こんにちわRです。
この記事では
アイデア、企画を求められるけど、アイデアが出なくて困ってる
簡単にアイデアが出る方法はないの?
こういった疑問について提案します。
ベストセラー本
「考具」
(著者 加藤昌治)
の内容を参考にしていきます。
重要ポイントを圧縮してますので、詳細に関しては省略してます。
■誰でもアイデアが思いつく方法
■良質な企画の作り方
について解説していきます。
アイデアは誰でも作り出せる
って気持ちにさせてくれる勇気の出る良書です。
とても優しい本です。
■誰でもアイデアが思いつく方法
結論です。
- 「アイデアとは既存の組み合せ以外の何ものでもない」
- 欲しい情報を蓄積する
- アイデアは分解・展開・深堀によって増殖できる
- ストックしておくこと
それぞれ解説します。
「アイデアとは既存の組み合せ以外の何ものでもない」
まずはアイデアを出せる人は特別だという考えを捨て去りましょう。
本の中では、
「アイデアとは既存の組み合せ以外の何ものでもない」
(アイデアのつくり方 ジェームス・ウェブ・ヤング著)
この定義を引用して表現しています。
これすごい当てはまりますよね。
身近な例で考えると腑に落ちるんですが、スマホなんてまさにそうですよね。
電話機能⇒+メール⇒+ウェブ(imodeなど)⇒+カメラ⇒+インターネット
このように新しいものというのは、既存の組み合せで生まれてきているんです。
そう考えるとそのベースとなるアイデアを出すことなんて、特別なことではないと思えてきませんか?
この感覚を持つことが非常に大事です。
欲しい情報を蓄積する
「カラーバス」効果
というらしいですが、
例えば「赤」を強く意識して、街を歩くと今まで気付かなかったところに「赤」があることに気付きます。お店の看板とか。
これを意識するだけで、脳に蓄積されていくらしいです。
僕が最近やってものでは、駅のホームにいるときに、「電気の配線」に意識したことがあります。
照明が結構多くて、露出した電気の配線が多いことに気付きました。
これが隠されてデザインされてれば、きれいなホームに見えそう、などと勝手に駅のホーム改修計画デザインを妄想していました。
これでアイデア1個達成です。
極端な例でしたが、共通項が多いテーマでやると色々見えてくると思います。
「色」「細長いもの」「目線と同じ位置にあるもの」とか。
毎日の通勤時や、電車から見える風景など色んなところでできます。
普段見過ごしていたものを違う目線で見ると意識するだけで、自然にストックできます。
日常がアイデアの源泉に変わります。
アイデアは分解・展開・深堀によって増殖できる
ふとした会話やプレーンストーミングで、
誰かの言葉や考え方に触発されて突然閃く
ことってありませんか?
切り口や視点を変えただけで、アイデアが出てくる経験は誰でも持っていると思います。
この感覚を思い出させてくれるのが、マンダラートです。
しかも一説によるとあの大谷翔平選手も高校時代に目標設定するために使っていた方法だそうです。
効果ありそうですよね。
マンダラートは1つの言葉から、72個のアイデアを発想するものですが、僕的には72個に拘る必要もなく、面白いものが出てくるまで永遠に続けられると思います。途中で止めてもいいですし。
まさに分解・展開・深堀のお手軽ツールですね。
こんな感じのやつです。
やり方は
1.テーマに対して8つの関連ワードを絞り出す。
2.8つの関連ワードそれぞれに対して8つの関連ワードを絞り出す
といった流れです。
多角的に考えていくので、発想しやすいです。
また一つしか思いついていないアイデアを詰めていくより、複数あるアイデアから取捨選択して詰めていく方が良いものになりそうですよね。
さらに
アイデア以外にも使えます。
以前自分の「価値観」を言語化しようとして考えたものです。(恥ずかしいので、詳細は省きます。)
今もマンダラートを使っていますが、切り口が変わっただけで、言葉が溢れてくるので、面白いですよ。超深堀できます。
ネットで調べると、色々便利ツールとか出てきますね。
スマホアプリもあるようです、
わかりやすく解説してるところがありましたので、リンク貼っておきますね。
マンダラートのわかりやすい解説サイト
「ビジネスのためのWeb活用術。ブログ時代のビジネス力をつける戦術学習サイト」
ストックしておくこと
本の中では、アイデアをストックするための考がいくつか解説されてます。
その中でもめちゃめちゃ感激したのが、
アイデアマラソン
です。
これはアイデアをノートにまとめておきましょう的な方法なんですが、
アイデア1つ毎に下の情報を付け加えていきます。
- 日付:○○年○月○日
- 通し番号:No.○
- ギャップ:+○○○
- 開始日:○○年○○月○○日
- アイデア:文字、イラスト、タイトル‥なんでも
です。
これのすごいところは
モチベーション管理
に非常に効果があるところです。
僕も読んだ後から基本毎日続けていますが、ギャップ数が増えていないと、自然とやらなきゃいけない気になってくるんですよ。
不思議ですよね。
毎日小銭貯金しているような感覚にも近いと思います。
たいしたアイデアと思えなくても良くて、
- 日常的に不便に感じたところ
- 自分なりの解決策
身近なところを考えていくと思ったより出てきます。
むしろ最初はただ思いついたことをメモしていくだけでも良いと思います。
後で見返すと、
組み合わせたら面白いかも
もっとこうした方がいいかも
触発されてさらにアイデアが膨らむことがあるんですよね。
続けることで最強のパワーを発揮する考具ですね。
ちなみに
本の中では著者の加藤さんの例が写真で載っているんですが、通し番号が4000とかなってました。
すごすぎますよね。
これだけアイデアがストックしてあれば、引っ張りだしてくるだけで、アイデアに困らなそうです。
■良質な企画の作り方
- リアルに思い描く
- タイトルに拘る
超大事です。
リアルに思い描く
雰囲気、置いてあるもの、商品、見せ方、色、人‥をリアルに思い浮かべる。
企画書とは、企画を文字や写真、絵、グラフなどで表現する計画案のようなものですが、
そもそも企画は、案という前提ではなく、現実に落とし込んでいくものですよね。
それを本の中では
「企画とは立体的なもの」
であると表現しています。
なのでビジュアルとして、
頭の中で企画が想像できていないと企画は成立しないと書かれています。
ビジュアルで想像できるものは、理想型が思い描けているということなので、
だいたいの質問が来ても対応できる
一般的な5W1Hも判断できる
ことで企画が自然と詰まっていくらしいです。
また分かりやすい例として、
「映画監督」
がこの能力に長けていると書かれてます。
絵がイメージできてないと、キャストや、撮影場所、撮影時期、アングル、表情‥が指示できないですよね。
企画に関わっている限りは少なくとも絵を思い描いておきたいですよね。
タイトルに拘る
タイトルは企画を他人に説明するときの入口ともいえるもの。
良いタイトルは企画の内容を表し、聞き手にイメージを呼び起こすと書かれています。
実際に、僕が個人的にいいと感じたタイトルの例としては、「T-SITE」です。
知ってる方も多いと思いますが、TSUTAYAの会社が開発してる商業施設の名前ですね。
関東圏だと代官山、湘南、柏の葉などにありますね。
「T-SITE」というタイトルから、
デジタルや本等のメディア(TSUTAYA)をハブとした地域の拠点(site)というようなイメージが連想されます。
本当の意図は分かりませんが、、
実際にHPを見ると、湘南の「T-SITE」では、「ライフスタイルの提案」や「文化複合施設」と謳われています。
ここは、本屋とテーマに即した30の個性豊かなショップがシームレスに繋がり湘南らしいライフスタイルを提案する文化複合施設です。
すべてのショップに本があり書店と専門店が有機的な文脈で確かにつながっている他に類を見ないモールです。
ーSHONAN T-SITE HPより引用
めちゃめちゃおしゃれですよね。ライフスタイルを提案する拠点って感じがします。
聞き手を引きつけるには、
拘ったタイトルが重要ですね。
■まとめ
これまでアイデアという言葉、イメージで勝手にハードルが上がっていたように感じませんか?
この本では、
「考える仕事をしているのに専用の道具がないのはおかしい」
とした上で、
様々な「考具」(考える道具)
を教えてくれます。
最終的には、
思考プロセスがシステム化することが本当の意味での考具である
とまでしています。
つまり
アイデアを出す、企画を作ることは誰でもできる
というメッセージだと考えられますよね。
やり方さえ知っていれば誰でもできるという、すごい優しい主張ですね。
今回は詳細を省き、すぐに行動できそうなものを提案しました。
他にも考具は紹介されています。詳細が気になった方は一度読んでみてはいかがでしょうか?
今日から1つずつ取り入れて、アイデアマンへの第一歩を踏み出しましょう。
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